感染メディカル情報プロジェクト
1.メンバー
プロジェクトリーダー | 今井 由美子 |
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研究員 | Mara Llamas、衣笠 泰葉、星崎 みどり |
技術補助員 | 藤原 由起、山本 文子 |
大学院生 | 貫和 亮太、菊谷 知也 |
研究支援員 | 山本 雅美、兜岩 真理、林山 真理、兜岩 啓太、吉村 美恵子 |
協力研究員 | 岡本 有司、海津 泰子 |
客員研究員 | 津田 陽、久場 敬司、長谷 武志、谷内江 綾子 |
2.研究目的・背景
近年、H5N1鳥インフルエンザ、新種のコロナウイルスによる中東呼吸器症候群 (MERS)、エボラ出血熱などの重症型のウイルス感染症が発生しています。これらの感染症が重症化すると、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)や多臓器不全が引き起こされ、集中治療室 (ICU) において人工呼吸などの集中治療が必要となりますが、今のところ救命に繋がる有効な治療法がありません。当研究室では重症ウイルス感染症の病態をウイルスー宿主核内相互作用の観点から解明し、新しい治療法の開発の基盤となる研究を目指しています。
3.研究内容
「重症ウイルス感染症における高次エピゲノム作動原理の解明と新規治療基盤の確立」
当研究室ではウイルス感染に伴った宿主核内システムの応答、致死的重症病態の形成メカニズムに焦点を当てた研究を進めています。近年のゲノム解析技術、質量分析技術、情報解析技術などの進歩を背景に、感染症・免疫研究分野においても多階層の膨大な定量生命科学データを取得することが可能となってきました。当研究室では、国内外の研究グループと連携して、宿主エピゲノムプロファイリング、mRNA翻訳プロファイリング、感染メタボローム解析、感染一細胞トランスクリプトーム解析、ヒトマイクロバイオーム解析などの定量生命科学データを統合的に解釈して、ウイルス感染症の分子病態や重症化に関わるネットワークを解明し、マウスモデルでのゲノム合成やゲノム編集技術を応用して、これに基づいた創薬、診断法、先制医療の確立を目指した研究を行っています。主な研究テーマは以下の通りです。
1) ウイルス感染に対する染色体高次構造変化のダイナミクスと病原性発現機構の解明
2) ウイルス感染に対する宿主ならびにウイルスmRNA翻訳機構の解明
3) 感染病態形成における免疫・神経系の相互作用の解明
4) ウイルス感染の重症病態の形成を司る動的ネットワークの予測と先制治療への応用
感染メディカル情報プロジェクト
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